定義山 宮城のスピリチュアルパワースポットで、子宝・子授け・縁結び

定義山は、とても有名な、宮城・仙台のパワースポット寺院!深山幽谷のその土地で、800年もの長きに渡り、天皇や、平家一族、世の人々への祈りを捧げ続けた、平家ゆかりの信仰の地。現在も、地元の人々が厚い信仰を寄せて参拝客が絶えることのない、スピリチュアルな寺院にはどんな、パワースポットなのか?深入りしてみたいと思います。

定義山 宮城のスピリチュアルパワースポットは、平家ゆかりの地

定義山(じょうぎさん)といえば、

宮城・仙台近県で知らない人が居ないくらい、有名なパワースポットですよね。

 

正式名称は、

浄土宗極楽山西方寺(じょうどしゅう ごくらくさん さいほうじ)

 

地元では、【定義さん】(ジョウゲサン)という名称で親しまれております。

私も、子供の頃から「ジョウギサン」では無く、「ジョウゲサン」と、少し訛った発音に親しんでいました。

そして、

定義山といえば・・

いつもテレビなどでも紹介される名物 【三角定義あぶらあげ】!

こちらは、後ほど紹介いたしますね。

 

 

まずは、西方寺、定義山は平家落人伝説の里?

から、紐解いていきたいと思います。

 

定義山の正式名称は、先ほど紹介させていただきました

浄土宗極楽山西方寺です。

ですが、

定義如来 西方寺という言い方をされることがあります。

それは、こちらの西方寺には、

平家ゆかりの阿弥陀如来さまをお祀りしていることに由来するからです。

 

少し歴史を紐解きますと

今から約800年前、壇ノ浦の戦いに敗れた平家

平家の頭領、清盛公の嫡男、重盛公に仕えた、平貞能公(たいらのさだよし)が、平家ゆかりの阿弥陀如来の御霊像を守りながら、この地にたどり着きます。

名を、能公(さだよし)から、定義(さだよし)に改めたことに由来して、

この地を【定義】(ジョウギ)と言われるようになり、

平家ゆかりの阿弥陀如来様を【定義如来】と呼ばれる様になった様です。

 

そして、

貞能公没後、宝永3年(1706)に「極楽山西方寺」として開創されたと伝えられています。

 

私は、この如来西方寺のある場所が、とても山深い所であることから、貞能公が偶然辿り着き、見つけた土地ではないと考えてしまうのです。

 

東北の地は、はるか古代から日高見国と言われ、蝦夷(えみし)が住まう国、

歴史では消されていますが、とても豊かで強靭な国でした。

 

平家が滅びた、壇ノ浦の合戦が、元暦2年(平家では、寿永4年)西暦1184〜1185年です。

 

東北で、源氏と蝦夷の間で大きな戦、前九年、後三年の役が起きたのは、

永承6年 西暦1051年〜 康平5年 西暦1062年です。

 

壇ノ浦合戦の約130年前に、

源氏が、あの手この手を使っても、勝てないところか負け戦を強いられた、強靭な国でした。

(後に東北勢、出羽の清原氏の裏切りで源氏に破れますが・・)

 

その後にも、源義経が落ち延びる時にわざわざ、鎌倉幕府より弱い国には逃げません、

鎌倉に攻められても、匿って貰えるほどの強靭な国に逃げ込んだのです。

 

そのことからしても、平家が、」貞能公が、戦災から逃れ、新たに戦のない極楽浄土を築けるのは、東北の地しか無いと思ったとしても、道理が通ります。

貞能公を、匿ったその地、極楽山西方寺が、建立された地には、

貞能公より以前から、東北の民となった、平家ゆかりの方、もしくは平氏一族が住まう里であった可能性は高いと、私は考えてしまいます。

 

定義山 宮城スピリチュアル!平家落人伝説の里の長命水とは

定義さん

平家祈りの里を開いた平貞能公(たいらのさだよし)

平家の守られた安徳天皇と平家一族の冥福を祈るために、平家由来の阿弥陀如来を祀り、

この里を、祈りの里とされました。

 

それは、壇ノ浦の合戦にて、不幸にも、若くして、入水されて崩御なされた、安徳天皇のご冥福を祈る里でもあります。

 

その、安徳天皇の遺品を祀った「天皇塚」が、浄土宗極楽山西方寺にございます。

 

私は、この壇ノ浦の合戦に思いを寄せると・・

水軍、水上戦が得意だった平家が、船に乗って逃げた、ということは、

源氏に対して、「これ以上追ってこないでくれ!」「戦する気はないですよ!」

という不戦をあらわした表現であったのでは?

しかも、

「幼き安徳天皇もご乗船されていますよ・・」

 

源氏は、

禁じ手である、船の漕ぎ手まで射殺し、執拗に平家を追い込みます。

三種の神器とともに、入水された、安徳天皇。

 

残された、平家一門の方々としては、

末代まで、安徳天皇を供養する覚悟で、落ち延びたのでしょうね。

 

三種の神器は、源氏側が、後に、海人を動員して、神璽と神鏡を確保したと言われています。

 

お話は戻り、「長命水」

 

安徳天皇の遺品を祀った、定義さんの「天皇塚」の近く、赤い橋を渡ってすぐ右側に

「長命水」湧水口があります。

 

私たちは、現代に暮らしていると、ついつい忘れがちなのですが、

人が暮らすためには、必ず【水】が必要です。

 

なので、古刹の寺社には、ほぼ必ずといっていいほど、良い水があるものです、

昔の人は、水利が良いところに、寺社を建立するのですよね。

 

水脈は、龍神に通じるパワースポットの証。

 

そんな、定義さんには、

お抹茶処、いわゆる「寺カフェ」があり、長命水を使った抹茶をいただけます。

参拝の際、土地の湧水を頂のも、一興ではないでしょうか。

定義山 宮城のパワースポット名物!三角定義あぶらあげ

 

お待たせいたしました、

定義さん参拝の、もう一つの楽しみといえば・・・

 

参道に並ぶお店での、門前町グルメです!

 

水が良いところは、食べ物も当然、美味しいですよね。

 

その中でも、絶対に外せないものと言えば、【三角定義あぶらあげ】ですよね!

三角定義あぶらあげを販売しているのは、明治23年に創業した『定義とうふ店』という老舗豆腐店です。

創業から変わらぬ、手作りの三角定義あぶらあげは、

「油揚げって、こんなに美味しいの!」って唸ってしまう美味しさです。

 

私も、子供の頃から大好きです。大豆の美味さを感じる大きな油揚げ!

しかも、門前町の『定義とうふ店』では、揚げたて、熱々のあぶらあげが販売さあれておりますので、お店のイートインスペースで食べることが可能ですよ。

もちろん!お土産げ用のあぶらあげも大人気です。

仙台では、

飲食店で、【三角定義あぶらあげ】の取り扱いしているお店もあるくらい、地元で愛されている、

超人気の商品で、地元百貨店で取り扱いもありますよ。

私も、百貨店や、スパーマーケットで見つけたら、絶対に買うほどの、マストアイテムです。

 

その他、門前町グルメでおすすめは、

オリジナルの味噌で焼き上げた、焼きおにぎり【やきめし】!

とても大きな焼きおにぎりで、店頭に、焼き立てが並ぶと、直ぐに売り切れる人気商品です。

 

私は、東北の食文化も研究していたので、ヤキメシ=おにぎり を少、し補足しますと

東北地方、特に山間部では、農作業、山作業の時に、

【赤子の頭くらいのやきめし】という表現をすることがあるくらい、大きな焼きおにぎり、

味噌をつけて焼いたおにぎりを、「ヤキメシ」と表現します。

 

おにぎりに、味噌を塗って焼く理由としましては、

夏の暑い季節にも、おにぎりが傷まないように、味噌を表面に塗って、カリッと焼き上げたおにぎりを、農作業や、山仕事に持っていくことが多かったようです。

関西地方で、ヤキメシ といったら、炒めたご飯、チャーハン的なイメージになりますよね。

 

そんな訳で、

味噌焼きおにぎり、大きなヤキメシは、東北地方のソールフードなのですよ。

 

また、門前町グルメでは、

あんこがたっぶり入ったお饅頭を油で揚げて、粉砂糖をまぶした、『揚げ饅頭』

特別な醤油出汁で炊き、味がしみしみの、串に刺さった『玉こんにゃく』は、カラシを塗っていただきます。

特製味噌を塗った、『味噌こんにゃく』!

お寺の門前町グルメは、基本的には精進ものですので、心も体も清められますよ。

どれもとっても美味しいので、是非お試しくださいませ!

 

定義山 宮城のパワースポットは、供養の里!子宝・子授け・縁結び

 

定義さん、極楽山西方寺は、

霊験あらたかなことで、年間100万人を超える参拝客が訪れることで知られております。

 

特に、【子宝・子授け・縁結び】のご利益を授かる、ということで有名な寺院です。

 

のちにも触れますが、

 

極楽院西方寺のご本尊の、平家ゆかりの

阿弥陀如来様の御威光により、願いが叶うと言われております。

 

極楽山西方寺での子宝・子授かり祈願には、

お参りのやり方があるようですので、少し説明をさせていただきます。

 

西方寺では、子授祈願、安産祈願は、

【ご祈祷とともに子授け人形、安産枕をお借りしていく】

という、風習となっているようです。

 

そして、祈願成就の際は、

【お借りした人形や、枕は、お礼参りの際に、一つ足してお返しする】

習わしです。

 

 

一つ足すことは、

福を増すこと、福を皆様にも分け与えることができますよね。

 

とても素晴らしい、日本人らしい習わしに、私は感動してしまいます。

 

 

また、

縁結びも大いにご利益がございます。

 

ご本尊である、

阿弥陀如来様の徳の一つに、【現世安穏】のご利益があります。

阿弥陀如来さまは、

「五劫という長い時間考えて四十八の誓願(四十八願)を立て、それを成就したことによって仏になった」とされています。

 

そのことから、

【大願成就の如来さま】

【縁結びの如来さま】としても、人々の信仰がやむことがありません。

 

 

阿弥陀如来さまの四十八の誓願の内容を見るたびに、

私は、涙が出てしまいます・・・

 

「私が仏に成ったとき、〇〇が実現されていなければ、私は仏に成りません」という形で誓願をしている形式なのです。

もちろん、私は、四十八請願を読み込んだとて、理解したとは言えませんが、

自分自ら悟りを開く修行をしますが、人々が救われないなら、悟りを開くことに意味はない!

というような内容、その文章からくるエネルギーは凄まじいものがあります。

 

阿弥陀様が、如来に成られている、

と言う事は、

願いが叶う!ということを意味するのですよね。

 

子宝・子授け・縁結びのご利益をさずかりたい方は、

是非、極楽院西方寺 定義如来さまを、ご参拝くださいませ。

心から祈れば、きっと祈願成就されることでしょう。

 

最後まで読んでくださり有難うございます。

安陽都奈(あひつな)

コメント

タイトルとURLをコピーしました