金華山黄金山神社、黄金の国ジパングと言われた日本。奈良の大仏、天平文化を支えた影の立役者は、歴史に埋もれ、東北に地で…
金華山は、スピリチュアル!金運アップのパワースポット 黄金山神社
宮城県石巻市に位置する、小さな島にある金華山黄金山神社(きんかさん こがねやまじんじゃ)。
金運にご利益のあると、古くから、人々から崇敬されている、超有名なパワースポット!
島全体が御神域となっており、修験者の霊場とされた神聖な島。
神社境内には、金運の神様のみならず、日本の神様が勢揃いしているという、東北のパワースポットの一つです!
ちなみに、私も、毎年参拝させて頂いております。
島なので、当然船でしか行けないのですが、
2011年大震災以降、定期船が土・日曜日の運行となっており、島に渡るには、やや計画が必要です。
現在も、海上タクシーがありますので、
海上タクシーを使えば、平日も参拝可能です。(事前予約が必要だと思います)。
そして金華山と言えば、金華山沖といわれる有名な漁場。
なんと世界三大漁場の一つで、親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかる潮目とリアス式海岸と数々の島が点在していて、量獲種が多いことで、世界的にも有名な海です。
世界三大漁場は、ノルウェー沖、ニューファンドランド島沖、三陸金華山沖となっております。
まさに、神の恵みの、宝の海と宝の島に、神がいない訳がない!(絶対いらっしゃる!)って思える場所です。
参拝には、やや不便かもしれませんが、透き通るオーシャンブルーの海の絶景と、パワースポット独特の凛とした空気感、行ってみる価値は大いにあり!ですよ。
金華山は、スピリチュアル!金運アップのパワースポット神社のご利益
本殿に祀られているご祭神は、
金山毘古神、金山比賣(カナヤマヒコノカミ、カナヤマヒメノカミ)です。
伊弉冊尊(イザナミノミコト)が、火の神を生み出し、火傷を負ってしまい、苦しみのあまり嘔吐した物から化生死生まれた神とされています。
産金の神、鉱山の神とされています。
その他、境内の金椿神社(かなぐいじんじゃ)には、大己貴神、少彦名神、大國主神、菅原道真公、天宇受賣神、月夜見神、大年神、奥津彦神奥津姫神 外三柱、
五十鈴神社には、天照大神、豊受姫大神、
滑石神社(なめらいしじんじゃ)には、武甕槌神が祀られていて、
その他、弁財天、八大龍王、恵比寿様、大黒様、のご神像石碑などなど、多くの神々がご鎮座なさっております。
どうでしょううか?この神々の多さに驚きですよね!!
なので、この神々の多さから、ご利益を数多くあれども、
一番有名なご利益は、「3年連続でお参りに行くと、一生お金に困らない!!」
と、はるか昔から言い伝えられています。地元宮城県は勿論のこと、県外からも多くの参拝客が絶えません。
石の上にも三年と言われるように、パッと来て、パッとお参りしたくらいでは、ご神徳は授かりません。
本当にご利益を授かるには、三年、しかも連続で!が必須条件です。
本当にありがたいご神徳って、その様なものですよね。
金華山 金運アップのパワースポット黄金山神社 日本五大弁財天です
実は、金華山は、その昔、弁財天様がご本尊でした。
中古以来、神仏習合時代は 辯財天 (べんざいてん)を守護神として、別当寺を金華山大金寺と称し多くの信仰を集め、女人禁制を敷きました。
と黄金山神社のホームページにも記載されています。
金華山は、江ノ島・厳島・竹生島・天河と共に日本五大辯財天の霊地ともされているようです。
また、東奥の三大霊場として有名で、修行を積んだ修験者が金華山信仰を各地で広めていったようです。
ちなみに、東奥の三大霊場とは、山形県の出羽三山、青森県の恐山、宮城県の金華山です。
私も御多分に漏れず、東北の地にお住まいの方は、いずれも耳にした事がある霊場ですよね。
辨財天様は、元々、ヒンズー教の女神様のサラスヴァティが、仏教に取り入れられて、弁財天となり、その後、神道と集合し日本的な変容を遂げた神様と言われております。
たくさん転校繰り返した感じですよね…、そのくらいご神徳があられる神様の証かと思います。
でも何故、この地に、辨財天を祀っていたのでしょうか?
訪れてみて、とても不思議に思いました。
金華山のご利益の項で、お祀りされている多くの神様を記しました中で、お祀りされていらっしゃるのに、まだ、記していない神様がございます。そこをヒントに、何故、辨財天様信仰だったのか?読み解いていきたいと思います。
金華山は、スピリチュアルパワースポット黄金山神社 宗像三女神・山頂上に奉られた女神
金華山黄金山神社ホームページには、以下のように記されています。
そして明治2年には、神仏分離令により、仏号を除き黄金山神社と復古し、女人禁制も解除されました。この際、御祭神も金山毘古神・金山毘賣神の二柱とし、頂上奥殿(奥ノ院)大海祇神社(おおわだつみじんじゃ)の御祭神には大綿津見神(おおわだつみのかみ)・市杵島姫神(いちきしまひめのかみ 仏号・辯財天)外二柱が奉祀されました。
(黄金山神社ホームページより抜粋)
私も何度か頂上の奥宮(奥殿)を参拝させていただきましたが、
金華山沖を見渡せる絶景の場所に小さな社があり、その社には、大綿津見神(おおわだつみのかみ)・市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)が、立派にお祀りされております。
山の頂上に祀るということは、当然、神社の主祭神である、神社のシンボリックな神様をお祀りするはずですが・・・
本殿主祭神は、金山毘古神・金山毘賣神です。
何故、大綿津見神、市杵島姫神、???ですよね。
黄金山神社ホームページにも記載されている通り、
宗像三女神、特に市杵島姫は、神仏習合時代に、市杵島姫は、佛号を辨財天というんです!
って、一緒にされちゃったので、市杵島姫=辨財天となっています。
山頂に祀られている、市杵島姫神とは、宗像三女神の中の一柱の神です。宗像三女神を、簡単に説明しますと・・
神様いろいろありまして(笑)・・・素戔嗚尊(スサノオノミコト)が持っていた剣を、天照大神(アマテラスオオミカミ)へ渡す、天照大神が受け取り、その剣を噛みちぎり、吐き出した時に生まれた、三柱の神です。
そして、宗像三女神は、古事記、日本書紀では、名前も、姉妹の順番もことなる記載がみられる不思議な神です。
黄金山神社ホームページにも記載されている通り、宗像三女神(特にイチキシマヒメ)は、
神仏習合時代に、佛号を辨財天というんです!って、一緒にされちゃった神なのです。
なので、市杵島姫=辨財天ですけど、それが、何か?っていう感じで記されています。(宗像三女神の詳細と、辯財天の同一視に関しては、別ブログに記載したいと思います)
本当にそんな単純な理由だけでしょうか?
なぜなら、古代東北には、前のブログで記した神同様に、消された神が多くあります。
信仰そのものを禁止され、そこに主祭神として祀られていた神を、違う神と入れ替えられたという歴史があります。
その隠された神様の一柱で、有名な姫神に、『瀬織津姫』(セオリツヒメ)という神様がおります。
瀬織津姫(セオリツヒメ)という神様は、
神話に登場することなく、歴史から消されていますが、東北の各地、特に田舎などにひっそりと、隠されて祀られてる神です。
稀に、全国各地に消されないまま残った瀬織津姫神社があり、昨今話題の姫神であり、大祓詞(おおはらえのことば)にのみ出てくる祓戸大神で、歴史の中で消されて、様々な神様と同一視または、違う神とすえ変えられております。
瀬織津姫は、祝詞の中の記載の通り、川の水で祓い清めをする祓神なので、水神、瀧の神・河の神として祀られており、現在残された瀬織津姫を祭る神社は川や滝の近くにあることが多いのです。
(瀬織津姫の詳細、謎は、別途ブログにて記載したいと思っています)
東北の神社巡りをしていると、神社に記載がないのですが、
瀬織津姫の存在をを感じることが多くあります。個人的な史観で、断定はしませんが…
私は、多くの瀬織津姫が祀られていた神社は、辯財天へと…、または、市杵島姫神へと、表看板を立て替えて、裏でひっそりと祀っているのでは、感じてしまいます。
金華山黄金山神社も、最も古くから祀っている神は、もしかして…と思えてなりません。
なぜなら、私は、各所で、瀬織津姫からのメッセージを受け取ってしまうからです。
皆様も、ぜひ、神社に参拝の際は、心静かに、神々のメッセージを感じてみてください。風であったり、匂いであったり、音であったりと、自然の息吹を感じてみてください。
自然は、神そのものなのですから。
最後まで、ブログを読んでくださりありがとうございます。
安陽都奈(アヒツナ)
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