仙台の北部 泉区に、加茂神社 仙台が御鎮座されています。仙台 加茂神社は、京都に同じく、上加茂神社・下加茂(鴨)神社、2社から成り立っておりおります。緑豊かな境内と、宮城県指定有形文化財に指定されている、ご本殿を持ち、郊外の小さな神社とは違う、風格を持ち、威厳すら感じる 仙台 加茂神社。今も多くの参拝客で賑わう、加茂神社。その、パワースポットの謎に迫ってみたいと思います。
加茂神社 仙台は、紅葉とご利益授かりで有名!歴史深きパワースポット 賀茂神社 仙台
仙台の北部、仙台 賀茂神社は、京都の本社と同じく下賀茂と上賀茂の二社から成り、
ご本殿は、県の有形文化財に指定されている、実に立派な神社です。
私も、参拝させて頂くのですが、
仙台 賀茂神社は、鳥居をくぐると、
樹齢数百年と言われている、大きなイロハモミジが目に留まります。
参道も境内も広くて、お参りするには、とても気持ちがよいですよ。
そして、鎮守の杜に覆われた境内には、その他、タラヨウやアラカシの巨木・古木があり、
紅葉の頃になると、イロハモミジが鮮やかに色づき、それは見事!!
落ち葉になっても、赤を基調とした色鮮やかな、まるで錦の絨毯を敷いたような美しさになります。
タイミングよく、紅葉を見れた方は、とても幸運です!
私は、それだけでも幸せな気分になってしまいます。
神社正面大鳥居脇「いろはもみじ2本」と、上賀茂神社本殿前の「タラヨウ1本」は、
平成11年7月2日に宮城県指定の天然記念物に指定されましたので、言葉には出来ないくらい、
立派な見事な、古木なのです!
丁度、七五三の時期は、紅葉の時期と重なりますよね。
多くの参拝客で賑わい、訪れる人々の晴れ姿と、紅葉が、本当に美しいですよね。
加茂神社 仙台は、紅葉とご利益授かりで有名!パワースポットの賀茂神社 仙台の歴史
仙台 加茂神社は、
仙台の北部郊外、泉区の七北田川に沿う段丘上に、御鎮座されております。
仙台 賀茂神社が、泉区の七北田川沿い、
現在の地に、初めから鎮座されたわけではなかったようです。
本神社は元鹽竈神社に鎮座せられ、只州宮と称し元禄年間該神社造替の節、今の地に遷座され伊達藩の崇敬篤き社であった。
元禄8年10月13日伊達綱村公の命により「只州の御社を別所に奉還すべき」とその社家鎌田信濃守に申しわたし
11月13日には新しい御遷座の地を選ぶべく、御社くじを占し、現在の古内村を御社地と選定し、
先ず下賀茂社の御社を元禄9年2月29日着工、
同年9月23日鹽竈より正遷座の儀を行い、「御祖(みおや)神社」として奉斎した。
同年10月14日上賀茂社の棟上げ、翌元禄10年正月29日には上賀茂社の正遷座の儀を行い「別雷(わけいかずち)神社」として奉斎する。
宮城県仙台市泉区鎮座 賀茂神社 HP 由緒より
宮城県仙台市泉区鎮座 賀茂神社 HP 「由緒」には、上記のような記載がございます。
私は、以前、ブログでも記載していましたが、
仙台藩 第四代藩主 綱村公は、伊達騒動以降、儒学を修め、藩史の編纂につとめ、
何より、
寺社の建立・造営に尽力し、寺院や神社の様々なさまざまな改革をされた名君でありましたので、
私も、以前、この史実を知った時は、なるほど・・と納得したことを、覚えております。
史実では、
さらに、鹽竈神社にお祀りされる前にも、御鎮座地があったようで、
鹽竈神社の、神職さまのお屋敷(鹽竈神社所在地の隣村)に、祀られていたようですよ。
年表を記載して
遷宮・鎮座の順番を整理していきますと、
慶長12年 西暦1607年 神職さまのお屋敷(利府村)→鹽竈神社境内(塩竈市)へ遷宮
元禄09年 西暦1696年 鹽竈神社境内→ 御祖神社(下賀茂神社)として現在地に遷宮・奉斎。
元禄10年 西暦1697年 鹽竈神社境内→ 別雷神社(上賀茂神社)として現在地に遷宮・奉斎。
となる様です。
仙台 加茂神社は、上記の通り、
地元の大神様の、奥州一宮 鹽竈神社様と、とてもご縁があった様ですね。
加茂神社 仙台は、紅葉とご利益授かりで有名!歴史深きパワースポットは、なんの神様?ご利益は?
鹽竈さまから、ご当地に遷座された
仙台 加茂神社には、どのような神様が祀られているのでしょうか?
仙台 加茂神社は、
下賀茂・上賀茂の2社が並立する形式でお祭りされておりますので、
まずは、下賀茂神社から記載していきたいと思います。
●下賀茂神社
正式名称は、賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)となっております。
京都と同じですが、京都は、下鴨神社という字を当てておりますよね。
御祭神は、鴨建角身命(かもたけつねみのみこと)
と
玉依姫命たまよりひめのみこと)の2柱 となっております。
◆賀茂建角身命は、
神武東征の際、八咫烏に化身して神武天皇を先導した神として知られていますよね。
古代の京都をひらかれた神さまとして、京都の守護神としてまつられており
数多くの御神徳の中でも、
五穀豊穣、殖産興業、身体病難解除の神として知られております。
また、神武帝の道案内をしたことに由来して、導きの神、勝利の神、方除、厄除けの神として、御神徳を顕わしておられる様です。
◆玉依姫命は、
加茂建角身命の御子神とされております。
『風土記』に、玉依姫の御神威が伝えられているようで、婦道の守護神として、縁結び、安産、育児等とされている様です。
また、水を司る神としても、御神威を発せられているようです。
では次に
●上賀茂神社
正式名称は、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)
御祭神は、加茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)
加茂別雷命は、玉依姫命の、御子神とされておりますが、古事記・日本食には登場されない神のようです。
逸話があり、
加茂建角身命が「お前のお父さんにもこの酒をあげなさい」と、言ったら、屋根を破って、天に登ったと言われております。
本性が雷神であり、農業に関係する雨と治水を司る神、産業の神とされている様です。
その他、賀茂神社 仙台の境内には、
●八咫烏神社も境内に御鎮座されております。
加茂神社 仙台は、紅葉とご利益授かりで有名!歴史深きパワースポットへのアクセス・駐車場は?
アクセス
■市営バス
八乙女駅発 加茂団地・長命ケ丘行き 賀茂神社前バス停下車
■宮城交通
加茂団地・長命ケ丘行き 賀茂神社バス停下車
■東北自動車道「泉スマートI.C.」より車で6分
住所
〒981-3123 泉区古内字糺1
TEL 022-379-2228 FAX 022-379-2082
駐車場あります
初詣、どんと祭の時は、臨時駐車場が設けられるようです。
私は、参拝させて頂くときは、
自家用車を使いまして、加茂神社さんの駐車場を利用させていただいております。
仙台 加茂神社は、
豊かな木々に囲まれた、四季を感じれる、とても美しい場所に御鎮座されております。
奥州一宮 鹽竈神社との縁を持ち、加茂の大神様の御神威をいただける
京と、奥州の架け橋のようなパワースポット神社となっております。
加茂の大神さまの御神徳をいただけますように、心清らかに、ご参拝くださいませ。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
安陽都奈(あひつな)
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