仙台市太白区にある、【太白山】、ピラミッド伝説、UFO目撃情報等、古来より数々の伝説が残っており、現在もパワースポットとしても有名。そんな太白山のスピリチュアルな謎に迫ってみたいと思います
太白山は、ピラミッド?仙台パワースポットは、UFO目撃スポット?
宮城県仙台市には、通称「おにぎり山」と呼ばれる山があります。標高はそんなに高くない山なのですが、仙台富士、名取富士とも言われるほど、遠くからでも目立つ、三角形の山なのです。
そんな太白山には、数々の噂や、伝説があります。
その一つに、【ピラミッド伝説】があります。
三角形の見た目からも、言われたらピラミッドに見えてしまいます。
そして、ピラミッドや、遺跡、宗教施設などには、UFO目撃情報が絶えませんよね。
太白山も、もちろん目撃情報が多数あると聞きます。
ピラミッドに、UFOまさに、パワースポットたる所以の、一つですよね。
私は、なぜ、ピラミッドや、遺跡、宗教施設にUFO目撃が集中するのでしょうか?と考えてしまいます。
例えば、UFOが存在しているという前提になるのですが…
そういった山や、施設に集まっているというより、人の目が、そこを捉えて凝視するので、UFOを偶然にも発見するのではないでしょうか?
広い空を、目標物なく、全体を眺めて飛行物を探すのは困難です、山や、建物を目標として、定点観測している、または、定点観測してしまっているので、飛行物を見つけやすい、とう言う、確率の問題ではないでしょうか?
と、私は、思ってしまうのです。
でも、ピラミッドや、遺跡、宗教施設に何らかのエネルギーがあり、 それに引き寄せられるのか?
または、本当に、UFO基地が有るかも知れませんが(笑)……
もし飛来してくるなら、何の目的なのか?が大切かと思います。 何にせよ、UFOに、あまり良いエネルギーを感じないのは、私だけでしょうか?
太白山は、パワースポット!仙台UFO目撃スポットは、ピラミッド?
太白山がパワースポットと言われる理由は、上記したように、
その形ですよね!
ピラミッドと言われているのもその形が、一つの理由ですね。
でも、それだけではなさそうです…
まずは、太白山の成り立ち。
地質学的には、おおよそ、800万年前〜500万年前にマグマ活動によって山が形成されたと考えており、本体は安山岩でできているそうです。
あくまでも現時点での、地質学的見地ですので、研究が進むと変わる可能性はあります。
大切なのは、ここからです。
約800年前〜500万年前と言われる火山活動は、おおよその地形を形作ったのだと思います。
そこから、長い時を経て、太白山は、風雨、地殻変動、地震、いろいろな気象、自然現象や風化で、現代の形に近い、特徴的な形へと成っていったのだと思います。
偶然は神、その特徴的な形をした山を、御神体として、祀ったのではないでしょうか?
それを肯定するかのような一説には、
太白山を、
神体山、神奈備(かむなび、かんなび)とされたと言われております。
神奈備(かむなび、かんなび)=(イコール)神様・神様がいる山です。
そして、神奈備(かむなび、かんなび)は、独立峰で富士山型、または、岩山であることが多く、
神奈備(かむなび、かんなび)の条件もあります。
①磐座(イワクラ)、神様が降りる御座
②神籬(ヒモロギ)、神が降りる依代としての樹木(古代巨木)
③磐境(イワサカ)、磐座を中心とした祭祀場的な広場(全体として①を示す場合が多い)
です。
有名な山では、富士山、筑波山、三輪山などがそれに当たる様です。
太白山は、その独特の特徴を持ちえた山で、
まさに、【神体山、神奈備(かむなび、かんなび)】であったと思われます。
私は、太白山は、人工物ではないにしろ、宗教的な意味合いを持った、広義の意味で、ピラミッドと言って間違いないのでは!と思っています。
それと、
私は、エジプトのピラミッドというのは、
(エジプトには)山が無いので、神体山、神奈備(かむなび、かんなび)がなく、神が降りられないので、人工的に山を作った説。
そんな、古文書、古神道の言い伝えを信じております。
太白山は、ピラミッド?UFO? 仙台パワースポットの伝承とは?
太白山には、多くの伝承、昔話氏が残されています。
何かを伝える為に、たとえ話や、動物になったり、擬人化したりして、面白おかしく、後世まで語り継がれております。
太白山の謎を紐解くヒントになると思いますので、私なりに要約してご紹介したいと思います。
【伝承】
轟音地鳴りがして、その音のする方を見上げたら、大きな石や、黒い土の塊が、夜空に向かって盛り上がっていった。
驚いた娘が声をあげ、山は、その声に驚きその盛り上りを止めた。
同じ頃、違う土地の一部が大きく凹んでしまい、そこが、後に沼となった。
山の盛り上がった時代は、富士山ができた頃と同じで、娘が、驚いて声を上げなければ、富士山より高くなったのでは?
一晩のうちに、生い出た山なので、「生出(おいで)が森」と呼ばれている、または、娘に因んで「オトア森」と言われている。
※一番有名なお話で、山の出自や、名前に関するお話しです。
別名で、うどヶ森、(烏兎)独活の森という古い言い方もあり、独活が原生していた様です。それを生出(うと)とした、後に「おいで」と呼ぶようになったとも言われています。
オドが森という言い方もされていた様ですので、娘の名前オトア、も、ウドを指してたのかもしれません。
【伝承】生出の森と亀が森が背の高さのことで、口喧嘩をした。
相撲で勝負をして決着をつけた。
生出の森の肘で、亀が森の頭が削げ落ち、おいでの森は、肘が出たままの形になってしまった。
※(私見)山の形の由来に関するお話しで、山自体が生きている、意志を持っているという山信仰、自然崇拝が根付いている現かと思います。
【蛇にまつわる伝承】がいくつか残っています。
(内容省略)
※(私見)人と蛇に関わる物語で、いわゆるこの土地、または太白山に、蛇信仰があったと思われます。恩返しなどのお話は、神格化した蛇と、人々の関わりを表しておりますので、出雲系の神々を信仰している方々が神と共に住んでいたのかも知れませんね。
【独活に関する伝承】がいくつか残っています。
(内容省略)
※(私見)独活が、神様の化身となっていることとから、古代からの土着の信仰自然崇拝が考えられます。また、その神様が、片目であるという伝承から、縄文時代の神、アラハバキ神の信仰があったかとも推測できます。
【大男の伝承】もあります。
(内容省略)
※(私見)人々を手伝った大男、太白山周辺の地形の由来が大男であったり、足しか見えないほどの大男は、自然現象、気象などを人格させて大男の仕業、大男のおかげ、と、したのではないでしょうか?天気、気象、自然現象自体は、人智の及ばぬ神だったのでしょう。神に生かされている、実感を持っていたのだと思います。
【狐の伝承】もあります。
(内容省略)
※(私見)この話は、狐が人をばかした、という話ではなく、人のために働キ、人々に化ける術を伝えるというものです。狐界にも掟があり、人をバカしてはいけないことなどの話に盛り込まれております。
霊性を持った動物を神の使いの様に感じている、それは、自然に対する畏敬の念でしょう。
また、当時は、霊能を使って人々を救う人もいて、身なりの貧しく、全国を旅回利をしたり、人里離れたところに定住をしており、村村に出かけては、困りごと、病気平癒、加持祈祷など霊能を使って、生活の糧とするような人達がいたと考えられます。
そんな方々の、まだ一人前では無い方や、そのような方のお子様、子供を狐に喩えたのかも知れませんよね。
太白山は、ピラミッド?仙台パワースポットの成り立ち・名前の由来は
太白山の成り立ちはどうなっているのでしょうか?
中には、宇宙的なスケールの伝承もありるようです。
私なりに、少しずつ紐解いていこうと思いますが、
その前に、
初代、仙台藩主、伊達政宗公と太白山の話もしなくてはいけません。
なぜなら、
古代から続く脈々と【太白山】のスピリチュアルエネルギーを、
仙台城下の守りの為に、四神のエネルギー循環に組み込んだのが、
初代、仙台藩主、伊達政宗公だからです。
古来、日本では、都を作るときに、四方に、天の四神のエネルギーを持った土地に都を置き、都の守護とするのです。
京の都もそうであった様に、仙台の城下も、四神のエネルギーで守護されている様なので、その秘密に迫ってみたいと思います。
仙台城下の西にあたる【太白山】
方角は西なので、
五行では、金
神は、太白(星)
獣は、白虎
太白とは、金星の別名、太白星で
「淮南子」にも、白虎=太白であることが定義されております。
文初に書いた、宇宙的な伝承とは、
太白山(生出の森の山)は、太白星(金星)が落ちて、出来た山である、
との伝承も残っております。
太白星が、(地球上に)落ちて、太白山になったと言うことです。
金星は、日の出前に見える、明けの明星、 日没直後に見える、宵の明星と言われるくらい、長い時間、見えているわけですよね。
仙台城から太白山を見ると南西にみえ、丁度、太白山の上に、太白星が見えるそうです。
そして、時間の経過につれ、太白星の高度が下がり、まさに、太白山にぶつかる様に消えていく様に見えるそうです。
私は、仙台城方面から、太白星を見ていた人々が、毎日、太白山にぶつかって消えるのを見て、太白山に落ちてしまった!と、想像をして楽しんだのではないかと、
その言い伝えからも、
その山は、太白星の、地球上のお家だ!とか、
太白星のエネルギーが宿っている!と、考えることは、私は、とても自然なことだと思います。
生出の森、オトアの森、独活が森、と言われていた名前を、 【太白山】と改めたのは、伊達政宗公の御代と伝えております。
前章でも、数々の太白山の伝承を書きましたが、
前章で、記載していない他の伝承の中に、
伊達政宗公が、南部、津軽、佐竹のお殿様たちと、お国のお山自慢のお話で盛り上がった、と言う話が残っています。
南部藩には、南部富士 岩手山、
津軽藩には、津軽富士 岩木山、
佐竹藩には、出羽富士 鳥海山、
それぞれ、お国のお山自慢を話された様です。
伊達のお殿様は、伊達富士はないが、面白い形のお山がありますよ、
一晩で出来た山、
駿河の富士山と同じ頃にできたこと、
漁師は船の目印にしている、
麓の農民は雲を見て農作業している、伊達の自慢の山です。
と、謙虚な話に、各々の殿様は、感心された、と言うお話です。
私は、それほど有名な山ではない、高さが自慢な山でもない、領民の目印、暮らしの中心、信仰の山になっていることが、政宗公にとって、何よりも嬉しかったのではないか!と、感じます。
そして、
仙台藩、初代藩主伊達政宗公は、
城下の守護の為に、天空の四神を、仙台の地上に移しました。
その西の守りが【太白山】なのです。
太白山 パワースポットに、生出森八幡神社と貴船神社を祀る理由①
現在、太白山には、二つの神社が御鎮座、祀られております。
山頂には、貴船神社、中腹には、生出の森八幡宮
私は、標高321mの小さな山に、二つの社は、ちょっと珍しいのではないかと思います。
私は、神社が2つある理由と、太白山のパワースポットの訳は、
その、二つの神社が祀られる前のことから、観ていかないと、謎解きはできないと考えております。
太白山の周辺は、縄文時代から、とても豊かで、村が栄えておりました。
遺跡群の出土品が、それを物語っております。
古来から、太白山は、神の住まう山として、人々の祈りの中心であり、その形からも、信仰の山として、シンボリックなものであったでしょう。
縄文から、長い長い時を経て、平安時代の大同2年、西暦807年、
太白山には、ウドの大木があり、枝葉が生い茂り、三里四方の作物が実らないので、村人は、それを切り倒そうとしましたが、切っても、切っても、切り口が急に復して切り倒せず困っていた。貴船神社を祀り、三日三晩祈願して、ウドが切り倒すことができた。
また
豊作を願うため、村人達が、神の化身であった独活の大木を切り倒す為に、京都から貴船神社を分霊し移した。
私は、この事件は、大和政権が、縄文から続く古代信仰、土着の信仰を、禁止したことを表していると思います。
神様を入れ替えられたのです。
悲しいですが、東北ではよくある事…
私は、この入れ替え事件によって、
太白山に祀られていた、片目の神、独活の神様は、やはり荒脛巾神である事が濃厚になりましたね。
ちなみに、
大同2年、西暦807年は、坂上田村麻呂将軍が、蝦夷のリーダー悪路王を倒したとされている年で、大和朝廷が、東北で蝦夷討伐を繰り返していた頃、
東北では、この辺りの年代に、次々の土着の信仰から、大和朝廷が祀る神に入れ替わっています。
私は、東北の古い神社の創建が、田村麻呂将軍由来であったり、大同2年のなっているのは、そう言う事だと思ってしまいます。
貴船神社は、
全国二千社、水の神を祀り、ご祭神は、高龗神(たかおかみのかみ)、五風十雨をあやつり、国の豊穣と人々の安寧の神とされています。
私は、貴船の神は、とても素晴らしい神で、崇拝しております。
でも、人間にこのように、封印の神のような使われ方をしたと思うと、とても悲しい事実ですね。
太白山 パワースポットに、生出森八幡神社と貴船神社を祀る理由②
太白山の中腹には、生出森八幡神社が御鎮座、祀られております。
太白山の、八幡神社は、鎌倉の鶴ヶ丘八幡の分霊をお祭りされている様です。
分霊の御遷座は、文治五年、西暦1189年です。
文治年間と聞いて、ピンときた方もいらっしゃるかも知れませんが……
文治五年は、鎌倉幕府により、奥州藤原氏滅亡の年。
鎌倉幕幕府より、因縁をつけられ、戦を仕掛けられていました。
100年の長きに平和だった東北の地でも、戦火を交えておりました年、藤原氏が敗れ、源義経公自害(一般的な説)した時です。
鎌倉幕府の必勝祈願のため、鎌倉の地より、
シンボリックな山、【太白山】に勧請されたのが、生出森八幡神社です。
(八幡神に関しては、大崎八幡宮のブログにて詳細記載していますので省略)
古来から、いつの時代も、東北の地には、中央政権の意向により、当時の政権に都合の良い神様が勧請されて、東北の地に鎮座されていきます。
全ては、人がなす事
私は、勧請された、神々には何の罪もなく、東北の人々は、その神々さえも
讃え、尊崇の念を持ち、大切に祀り、今日に至っていると考えております。
私たち東北の民は、土着の神様と新興の神様、神様と神様を比較なんてすることは致しません、どっちが偉くて、どっちが凄いなんて、人間になんか決められるはずもないのです。
東北の地では、
新しい神様が来てくれたことを喜び、大切に祀り、祈りを捧げる。
昔からの神様も、神恩の恩義を忘れづ、形を変えて、名前を変えても、次世代に語りつぎ、大切に祀り、祈りを捧げているのです。
私は、東北の地には、そんな隠された神様の歴史が、いっぱいあると考えております。
太白山には、まるで地層のように、まるで年輪のように、神様の移り変わりが刻み込まれています。
人々の歴史を見守ってきた、太白山、御神体である太白山は、
伊達政宗公によって、新たに、宇宙のエネルギーが吹き込まれました。
現在も、仙台の街の守護として、人々の祈りの場所として、物言わず、静かに、御鎮座されております。
【太白山 宮城は、パワースポット】
最後まで読んでくださりありがとうございました。
安陽都奈(アヒツナ)
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